ハーネスについて。
【ハーネスは盲導犬のお仕事着】
盲導犬が、ユーザー(目の不自由な盲導犬使用者)さんの歩行をサポートする時、必ず装着しているお仕事着「ハーネス」(という白もしくは黄色)の胴輪をつけています。 これは、お仕事中の盲導犬が必ず身に着けているものです。
では、目の不自由なユーザーさんの歩行をサポートする「盲導犬のお仕事」とは、どのようなお仕事でしょうか。
1)段差を教えてくれる。
2)障害物を避ける/教えてくれる。
3)コーナー(曲がり角)を教えてくれる。
この3つが、盲導犬の主な仕事です。
ハーネスは、盲導犬の胴体に、そしてその先にはユーザーさんが持つ、グリップ(持ち手)が付いています。ユーザーさんは、ハーネスの持ち手を通して盲導犬と繋がっていて、手に伝わった盲導犬の体の僅かな動き・反応を認識し、段差や障害物、コーナーがある事を知る事が出来ます。
【ハーネスはいつ外すの?】
ハーネスは、ユーザーさんの歩行をサポートする時のみ、装着しているもので、盲導犬になった犬が、1日中その大半、ハーネスを装着したまま過ごしているわけではありません。
盲導犬はハーネスを装着したときだけがお仕事中で、ハーネスを外しているときは普通の犬たちと同じようなお休みの時間があります。 ハーネスを装着している盲導犬に街で出会ったら、必ず守って頂きたいことがあります。
1)お仕事中の盲導犬に声をかけないでください。
盲導犬はハーネスをつけているときは、お仕事に集中しています。
さわったり、声をかけたりしないようにしましょう。
2)盲導犬に食べ物を与えないで下さい。
盲導犬は盲導犬ユーザーとともに、規則正しい生活を送っています。
健康管理のため、そしてトイレのタイミングをコントロールするため、食事の時間も決まっており、決められたものしか口にしないようにしています。「かわいい!」と思っても、けっして食べ物を与えないでください。
3)そっと見守ってください。
何もしない人に対して、盲導犬がいきなり吠えたり、かんだりすることはありません。
犬が苦手な場合は、目の見える人のほうからそっと避けて頂けると助かります。
4)そして…。
もし、盲導犬ユーザーが困っているようなときは、盲導犬にではなく、「何かお手伝いいたしましょうか。」または「何かお困りですか。」とお声をかけてあげてください。
←前へ 次へ→
>>戻る