2014年【春】
ポスター
についてのご紹介


[作品:赤毛のアンについて]

今からおよそ100年前の1908年に、カナダの作家ルーシー・モード・モンゴメリ(Lucy Maud Montgomery 1874年11月30日-1942年4月24日)が発表した長編小説「赤毛のアン」(原題 anne of green gables)は、日本では去る1979年1月7日から同年12月30日に全50話が、フジテレビ系の「世界名作劇場」枠にて放送されました。

この物語の主人公である、両親を失った孤児、少女アン・シャーリーが、ある手違いからプリンスエドワード島のアボンリー、グリーンゲーブルズに住む老兄妹、カスバート家にくるところから物語は始まります。

赤い髪をした少女、アンを取り巻く多くの優しい人々との出会い、アンの育ったカナダ プリンスエドワード島のアボンリー、グリーンゲーブルズの美しい自然と四季に彩られた温かい愛の物語は、生誕から100年を迎えた現在もなお、世界中の多くの人々を魅了し、厚い支持を受け続け、今日に至ります。

テレビ放映35周年目の節目にあたる今年は、全世界共通の盲導犬記念日である「国際盲導犬の日」※1をより多くの方々にご周知頂きたいと思い、世界中から愛された文学「赤毛のアン」を採用致しました。

※1
国際盲導犬連盟(International Guide Dog Federation)が定めた世界共通の記念日。
2014年の国際盲導犬の日は、4月30日(水)です。

[赤毛のアン&パトラッシュ基金:関連情報]
*4月27日 :40周年を迎える「世界名作劇場」枠がキッズステーションで復活!
*4月15日 :ムック「Love 赤毛のアン〜Anne of Green Gables〜」(学研教育出版)発売
*4月 7日 :NHK BSプレミアムにて「赤毛のアン」放送中
*3月26日 :Blu-ray BOX「赤毛のアン」発売



[キャラクター:少女アン・シャーリーついて]

やせっぽちでそばかすだらけの赤毛の少女、アン・シャーリーは、ある手違いから、担い手を必要としていたグリーンゲーブルズに住む老兄妹のもと、カスバート家にやってきます。

赤ん坊だった頃に両親と死別して、孤児となったアンは、幼少期から耐え難い程の苦難と孤独を強いられた経験を持つにも係わらず、持ち前の「想像力」そして、朗らかさと感性で、出会う人々を必ず魅了する心優しい少女です。

今日、盲導犬や介助犬など人を補助する犬として世界中で認知されている、ラブラドール・レトリバーに縁の深い地である「ラブラドール半島」は、カナダのセントローレンス湾※2を囲むように(時計回りで)北部に位置し、東部はニューファンドランド島、南部の西から東にかけて横たわるように、アンの育ったプリンス・エドワード島があります。

日本から遠く離れたところからやってきた、レトリバーという犬種。 少女アンの育った故郷との意外な繋がりや、人と犬の長い係わりの歴史、今日の恩恵に思いを巡らせ、是非広い観点から日本そして世界中で活躍する盲導犬のことを知ってほしいとの思いをこめ、今回の「国際盲導犬の日」のポスターには、想像力が豊かでおしゃべりが大好き、そして美しいものに名前をつける名人であり、何事にも前向きで元気な明るい女の子、少女アン・シャーリーを起用いたしました。

※2
カナダには6つのタイムゾーンがあり、アンの生まれ故郷であるノバスコシア、そしてアンが育ったプリンスエドワード島とラブラドール・レトリバー縁の地 ラブラドール半島は、大西洋標準時(Atlantic Standard Time: 略称AST)で、同じタイムゾーン内にあります。



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